最初に心得るべき
“3つのポイント”

SNSを始めようとしているご担当者はぜひ最初に読んでください。企業アカウントを運用するにあたり大切な3つのポイントをご紹介します。

POINT01“個人”アカウントと“企業”アカウントは違う

アカウントイメージ

みなさんはどんな印象を持たれていますか?
個人で複数サービスを使っている方、全くやっていない方、そもそもわからない、すでに企業としてアカウントを持ち積極的に取り組んでいらっしゃる方など、様々かと思います。

個人ですでに活用している方は、SNSの使い方はわかるかと思いますが企業としてSNSをやる際にどうすればいいのか、イメージ湧きますか?
実はここ、とても大切です。
個人アカウントの延長線で企業アカウント始めてしまうと、残念ながら失敗してしまうケースが多いのです。

個人と企業アカウントの差、それはどこにあるのでしょうか。
それは、個人アカウントは、友人や知り合いなどが中心にフォロワーとなっていて、投稿された内容はその個人のキャラクターに準ずるものになっています。
自分が良いと思ったもの・悪いと思ったもの・共感したもの・感動したものを投稿したときに、その個人のキャラクターを知っているフォロワーだからこそすんなり読めるものです。

例えばマイナス要素の高いコメントだとしても、元々毒舌キャラの人は、毒を吐いたところで、フォロワーにとってはその人のイメージ通りなので「この人っぽいな」「また言ってる」ということでスルーできます。

ですが、企業アカウントの場合はそうもいきません。
運用しているいわゆる“中の人”のキャラクターが毒舌キャラだとしても、そのアカウントで呟くことはその人としてみられるのではなく、その会社の発言として受け取られます。
そのため、安易に思ったことをそのまま投稿できないのです。
ただ、例外として、今人気のアカウントはその中の人のキャラクター自体をウリにしていて、全面的に出すことで「こんなちゃんとした企業なのに、こんなこと言っている」という意外性で人気になっているというものもあります。
それを良しとするか否かは会社としてそういう見え方がOKと定めた企業のみです。
全ての会社がそうやって自由にやって成功するとは限りません。

企業アカウントとして発言する際は、一度頭を切り替え発信することが重要です。

POINT02SNSは広告ではない

広場のイメージ

SNSを広報活動の延長線上だと思ってしまうのは要注意。

今の時代、SNSはやらなければいけない。
それは漠然とイメージがあるかと思います。
ですが、始めるきっかけづくりが難しいとおっしゃるお客さんもいらっしゃいます。

そのきっかけが、「商品を売りたいから」「イベントを告知したいから」というところだけでスタートしてしまうと、SNSって効果無いなと感じてしまう可能性があります。

SNSは、人々が日頃のコミュニケーションツールとして使っているものです。
それはつまり、様々な人々がいる「公園」のようなもので、それは人々にとっての「憩いの場」でもあるのです。
そんな場所に、企業目線で足を踏み位入れてしまうと寛いでいる人たちにとっては、邪魔者でしかないです。
コミュニケーションを楽しんでいるタイムライン上で、ザ・広告っぽい内容が入ってくるともう見たくない、という気持ちからフォローしていても外してしまうかもしれません。

つまり、企業として投稿をする際は、少し違う角度でアプローチする工夫をし、SNSに馴染む原稿になるように一手間加えて発信することが大切です。
広告で使っている原稿などをそのまま使うことはやめたほうがいいでしょう。

POINT03SNSはコツコツやることこそが成功のカギ

水やりイメージ

SNSアカウントを立ち上げ、例えばすぐに何かの告知をしたけれど、全く反応がない、効果が見えない、と思ったことがある方もいらっしゃるかと思います。

ですがそれ、そもそも難しい話なんです。

SNSは、著名人や芸能人、超人気企業の場合以外は、基本的にアカウントを立ち上げてすぐにファンがたくさんつき、たくさんのいいね!を獲得できることはほぼ不可能です。
一般的な企業のアカウントは、基本的には、日々の運用をコツコツ行い、PDCAを回すことで成長し、いずれアカウントとして認知されるようになります。

つまりSNSは、言わば「農業」のようなものです。

農家の方々が長年かけて苦労されているようなことをイメージしてみてください。
例えば、あのおいしいお米は、1日ではできません。
おそらく長い年月の中、土台の土づくりや、空気・水などの自然環境が整った場所で、毎日コツコツ試行錯誤をしながらお世話をし、その気候にあったもっとも適した育て方を見い出し、最高の味わいのお米を生み出します。

それと同じで、SNSもどれだけ手を加えたかでどう成長していくのかが決まります。
そして、SNS運用のゴールは企業によって様々ですが、間違いないのはSNSは「ファンづくり」の場であるということ。
そしてそのファンとの関与度や好意度を高めるために日々コミュニケーションをし、最終的に自分の会社を好きになってもらう=ファンになってもらうこと。

ファンになったということは、その先で商品を買ってくれることにつながるかもしれない、イベントに足を運んでくれるかもしれない、もしくは、投稿内容を自主的に拡散してくれるかもしれない、結果として、企業としてたくさんのメリットにつながります。

SNSを始められた企業のご担当者の方々、ぜひ焦らず、コツコツとをモットーに運用を工夫して、楽しんでみてください。

このように、企業としてSNSを運用する際に気をつけることは色々とあります。
重要性が分かる方はもちろん、まだ重要性を感じていないという方も、SNSを使うことで新たな顧客開拓、サービス展開が可能な場合があります。