コラム

【緊急提言】自社の「社員インタビュー」が狙われている。モラルなき引き抜きから大切な人材を守る防衛策

2026.07.07

企業のリアルな姿や入社後のキャリアパスを求職者に伝えるため、採用メディアにおいて「社員インタビュー」は不可欠なコンテンツとなっている。

現場の生の声は、何よりも説得力のあるメッセージとなるからだ。
しかし現在、その誠実な情報開示を逆手に取り、大切な社員を直接狙い撃ちにするモラルなき事業者が暗躍している。

手口は極めて巧妙かつ悪質だ。
自社サイトに本名、所属部署、さらには具体的な担当業務や実績まで丁寧に公開されている社員に対し、一部のヘッドハンターや人材紹介業者が直接アプローチをかけてくる。

企業が多大な時間とコストをかけ、自社の魅力を伝えるために選出した「モデル人材」が、そのまま彼らの「ターゲットリスト」として利用されているのである。

著名なビジネスコンサルタントである横山信弘氏は、利益至上主義に陥り、右から左へ人材を動かすことで手数料を得る一部の業界構造を「人転がし」と痛烈に批判している。まさにその最前線で、企業の採用サイトが彼らの情報源として悪用されている実態がある。

誤解のないように申し添えるが、人材紹介業や転職サイトそのものを否定する意図はない。
企業の成長を真摯に支援する優良なエージェントは社会に不可欠だ。
しかし、一部の業者の暴走によって業界全体の印象が損なわれていることは事実であり、企業側はこの不都合な現実に直視し、自衛しなければならない。

会社の理念に共感し、顔と名前を出して協力してくれた社員に対し、執拗な引き抜き工作が行われる。
これほど理不尽な話はない。採用力を強化するためのオウンドメディアが、結果として人材流出の入り口になってしまうという皮肉な事態は、経営者にとって到底看過できるものではないはずだ。

では、社員インタビューの掲載をやめるべきか。答えは否だ。

仕事のリアルや厳しさを伝えるコンテンツの重要性は依然として変わらない。必要なのは、リスクを最小限に抑えつつ、魅力を最大化する「戦略的なサイト設計」である。

例えば、社員の名前をイニシャルやローマ字表記に留める、個人の特定に繋がる過度な詳細情報を削る、あるいは本当に見せたい層(面接に進んだ候補者など)にのみ詳細記事を開示する仕組みを取り入れるなど、防止策は確実に存在する。

株式会社ファインピクサーは、こうした最新の採用リスクを熟知した上で、企業の防衛線を構築する。
社員の安全を守りつつ、求職者の心を動かすリアルなコンテンツ作りを両立させること。
それが、今の時代に求められる真の採用メディア戦略である。
自社の大切な人材を守り抜き、同時に優秀な人材を引き寄せる仕組みづくりについて、ぜひ一度私たちにご相談いただきたい。