2019.12.26
ディレクター&弊社公式Twitterの中の人をやっております、2歳の娘とお酒を愛するワーママ岡田です。
サイトのディレクションと、主にSNSマーケティングを担当しております。
私は長野出身ですが、大学〜就職で約13年間東京におり、結婚を機にUターンをしてきました。
常に意識していることがありまして、自分の置かれる環境をよりよくしたいと常に思っており、いい意味で会社を利用してきました。
約3年ずつのスパンでその会社で自分ができること、学べることを身につけたなと感じた時に
次のステップとして転職を選んできました。
しばらく長野でフリーライターとして仕事をしてきましたがそれを経てファインピクサーに入社。
現在は、ワーママになりましたので、ただスキルアップしたいだけの理由で仕事を転々とすることにはならないですが、
子供がいる社員に対しての理解が深いこの会社でやりたいこと、できることを追求していきたいと思っています。
今回のコラムでは、まずどうしてSNSの担当をさせてもらっているのか、
そしてSNSとの出会いを語らせていただきます。
東京で最後に働いたのが大手総合広告代理店(H)でした。
新卒で入りたくてもレベルが達しておらずエントリーシートで落とされたあの会社です。
ある程度のスキルを積み、自分をうまく表現できるスキルさえあれば、夢は叶うんだなと感じました。
その“転職”で私は“天職”に出会いました。『SNS』です。
当時はSNSが仕事になるなんてと思っていましたが、
大手企業がこぞってSNSマーケティングに本気で取り組み始めた時期でした。
そこで、配属されたのが大手飲料メーカー(ビール部門)です。
その会社は競合他社に若干遅れを取っていましたが、私たち代理店と一緒に大きなプロジェクトを立ち上げ、
会社をあげて取り組み始めました。SNSのみで年間数億円規模のプロジェクトです。
その立ち上げメンバーとして入り、なんとその会社の公式アカウントの中の人を任命されました。
そのプロジェクトメンバーは今考えてもその道の最高のプロフェッショナル集団。
その頭がキレる人たちの中で自分が唯一負けずにできることとすれば、SNS向きのライティングや、
SNS向きの写真撮影、小道具作り、そして根っからのふざけた思考(SNSには必要な要素)です。
彼らの完璧なリサーチ、マーケティング、分析、ブランディングを実際形にし、日々運用するのは私の役目。
毎日失敗を繰り返しながら、反応をみては改善し、足りないことは追求し、
エンゲージメント率(※1)やファン数が、自分のさじ加減ひとつで変化していくことにとてもやりがいを感じ、
SNSのおもしろさを見い出していました。
当時、6秒動画のVine(現在はサービス終了)で企業が遊び始めたのもこの頃です。
もちろん私もその企業アカウントとしてチャレンジしました。
コマ送り撮影をして、使う小物などは自分で裁縫したり組み立てたり料理を作ったり…
SNS用の新商品撮影も任されていたので、プチスタジオを自分で用意し、
そこで撮影したものがそのアカウントとして発信され、ファンの目に新商品として届いていました。
こんなおもしろくてやりがいがあって、責任重大な仕事はありません。
一方で、SNSの難しいところはファンとの距離感、その会社の代表としての発言という部分です。
本来理想的な形は、クライアント側で中の人を設け運用していくこと。SNSで発信する言葉には、
その会社の風土や歴史、雰囲気、働く人となりが垣間見えることが、ファンとしても面白いと感じる部分なのです。
それを、いくらその会社のことを理解したからといって、
今現在その会社で何が起こったのかを理解するのは外部にいる私たちには到底無理です。
そういう、雰囲気を出してしまっては、負けです。
それなので、そのプロジェクトも、立ち上げてから約5年くらいの間で土台を作り、その会社のアカウントを成長させ、
SNS業界の中でも確固たる地位を築き人気アカウントにする。
そして、最終的なゴールは、クライアント側のみで運用が完結できるようにすることが裏目標としてもありました。
そのために、KGI(※2)、KPI(※3)、エンゲージメント率目標を念密に設計し、
それに達するために日々PDCAを回し続けました。
PDCA回す前に多忙な毎日に目が回って、ちょっと老け込んだのものこの時期です。
今となっては日本を代表するアカウントに一つになられていて、関わらせていただいた一員として誇りに思います。
この仕事を通し培ったSNSマーケティングは今現在にも生き、
現在は長野のお客様中心にサポートさせていただいております。
今まで様々なクライアント様のサポートをさせていただきましたが、
SNSマーケティングをわかっていてもその会社の売り物などに理解が深くないとそこまで踏み込めないのも事実、
そして業種などによって、いくら面白いことをチャレンジしてもファンが増えなかったり、
エンゲージメントを獲得できないということもあります。
全ての会社に同じ手法が使えないということも実証できてきました。
私も日々様々なお客様のSNSアカウントを通し、どのような形を最終ゴールとするのか、
そのお客様にどのよう形で貢献するか、そういったことを考えながら、
一つひとつのお客様ごとに最適なご提案をさせていただきたいと思っております。
実際にみなさんにお伝えしたい、企業としてのSNS運用のコツや基礎知識がありますが
その辺りはまた次回、書かせていただきます。
人気企業アカウントの運用を通し学んだノウハウを活かしたSNS講習会なども行なっておりますので、
ご要望があればぜひお気軽にご連絡くださいませ。
では、ちょっと早いですが、みなさん良いお年をお迎えください。
弊社のSNSアカウントもフォローしてくださいね。
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FAINPIXAR Twittterアカウント
今年も営業日残すところあと2日。
明日の会社の忘年会が今から楽しみな岡田でした🍺
※1 エンゲージメント率:ソーシャルサービスにおける、ユーザーが積極的な反応を示した割合を表す値。マーケティング上の指標の一つとして用いられている。
※2 KGI(Key Goal Indicator):ビジネスの最終目標を定量的に評価できる指標。重要目標達成指標とも呼ばれる。KGIには、売上高や成約数、利益率などが当てはまる。
※3 KPI(Key Performance Indicator):KGIを達成するための各プロセスが適切に実施されているのかを定量的に評価するための指標。重要業績評価指標とも呼ばれる。
※昔、Twitter社にもらった非売品の公式ブランケット。現在も会社で愛用中。かなりの年季。